|
「こんなに綺麗になるのだったら、もっと早くリフォームをしておけばよかった」
「見られるのが嫌だったキッチンが今では私の自慢です」
|
|
|
現場
- 東京都渋谷区
- 築32年のマンションの1室をご自宅として所有
- お一人住まい ペット無し
ご要望
- 全面改装をご希望
- 入り口にキッチンと洗濯機があり見栄えが悪い
- 部屋の空気の流れが悪い
- 現在近くの賃貸で学習塾を開いているが、いずれここで教室を構える可能性あり
- 将来のことを考えてバリアフリーにして欲しい
- 洗面・トイレ・風呂が狭い。ドアが邪魔になる。
- 給湯器を外に出したい
- 大きな収納が欲しい
- etc.
|
改装前 |
|
BEFORE キッチン |
BEFORE トイレ |
BEFORE リビング |
BEFORE 寝室 |
|
|
|
|
|
最初はトイレが直したくてパナソニック電工汐留ショールームなどへ訪れて商品を検討していました。
綺麗で使いやすい最新の商品を見ている内に、全面改装をしたいと思うようになりました。
また、キッチンが玄関前にあり、キッチンを通過してからリビングに入るので、来て頂いたお客様に必ず見られる古いキッチンがみっともないと思っていました。
それにキッチンからリビングが丸見えで、換気扇が機能していない為キッチンの臭いがリビングに漂ってくるので人を招待するのをいつもためらっていました。
「やるならば還暦を迎えた今の時期しかない」とリフォームを決意しました。
|
|
|
リフォーム プランニングのポイント
- キッチン: キッチンが玄関前にあり、キッチンを通過してリビングに入るという珍しい構造。キッチンの移動を最初に考えたが配管の都合により動かせなかった。そこで考え方を180°変えて、見えるキッチンではなく「魅せるキッチン」にする事に。シンプルでカラフルなイエローの鏡面の扉を前面に出し、キッチンボードや食器戸棚はホワイトの鏡面で囲み、照明を多く取り入れて光を生かした空間を演出。
- リビング: リビングは空気の通りが悪く夏は暑くて仕方がないとのことなので、間仕切壁を取り払い開放感のある大きなリビングに。外から見られたくないという理由で、スリガラスで完全に閉ざしていたリビングからの視界を、ミラーレース(外からの視界を遮るレースカーテン)を使用し、上部だけ透明ガラスへ変更。窓の外に見える渋谷区ならではの瀟洒な景観をインテリアの1つとして絵画のように取り入れた。
- バス: 改装前の風呂は入り口のドアが木製の為痛みが激しく不衛生。入り口に大きな段差があり、浴槽のまたぎも高かった。何より問題だったのが浴室内に給湯器のある昔ながらのバランス型給湯器だったので、浴槽がとても狭かった。バリアフリーやその他の問題点の解決の為、ユニットバスをそのスペースに入れ込む事にした。しかしながら、かなり寸法が狭い為ユニットバスの壁裏寸法の少なくてすむ松下電工製「リノーヴァWタイプ」を採用し綺麗に収める事に成功した。また、給湯器は邪魔にならずに点検が容易なベランダに設置し直した。
- 寝室・個室: 寝室の空気の流れが悪いという事で、壁に通風の役割を果たす窓を作りたいとのご要望があった。しかし、室内にサッシを使えばインテリア的におかしな空間になり、またその廻りの壁厚も非常に厚いものになってしまい空間を圧迫してしまう。しかし、寝室とリビングにただ開けっぱなしの穴を作るわけにはいかず、より良い方法を熟考。その結果、通風と採光とデザイン性の全てを兼ね備えたステンドグラスの窓を設ける事にした。左右の中心を軸にして、カーテンのタッセルと使い自由な角度へと調整可能。リビングのエアコンからの風が窓を通じて寝室に流れるのでこの位置・高さに決定。
|
|
- 洗面所・トイレ: トイレは入り口の扉が開き戸になっていたが非常に狭い為に出入りに無理があった。和式のトイレに簡易の洋式便座が置いてあり、中に入ると身動きがほぼとれない状態。一般家庭なのにフラッシュバルブ。洗面所は、洗面の下に収納がなく物がむき出しで雑然と置いてある。本来洗面ボールの上にミラーが付くべき壁に壁裏配管の点検口がありミラーを設置できない。洗面ボールも古くて小さい。まず、優先して考えた事は洗面トイレの空間を広げる事。一人暮らしの利点を活かし効果的にスペースを広げる為に、洗面台・トイレ・脱衣所・洗濯機スペースを一つの室としてまとめた。改装前洗濯機スペースはなぜかキッチン横にあったが、当然のことながら見栄えと使い勝手を考慮してこちらに移動。洗面・トイレ・脱衣所ということで、壁の一部には水に強い抗菌メラミン鏡面化粧板を使用。床には同じく水に強いフロアタイルを採用。臭いと湿気の対策としてトイレ廻りに腰高で珪藻土タイルを貼り、デザインのアクセントとして美しく調和させた。
|
AFTER キッチン |
AFTER リビング |
AFTER リビング |
AFTER リビング |
|
|
|
|
AFTER 寝室 |
AFTER サニタリー・トイレ |
AFTER バスルーム |
|
|
|
|
|
|
私が考えていたよりもはるかに素晴らしい出来上がりで、まるで私の家ではないみたいです。
こんなに綺麗になるのだったらもっと早くリフォームをすればよかったと思っています。
仲の良い皆さんを早く家に招待したい気持ちで一杯です。
今まで見られるのが嫌だったキッチンが今では私の自慢です。
バリアフリーなど、将来にも不安のない素晴らしい家になりました。
また、トイレや洗面脱衣所を一つにまとめて広くするというプロの発想に感服しています。
なによりもリビングにステンドグラスの窓がついているところを見たときは感動的でした。
ウインドータイプのエアコンは窓の開き幅が狭くなるので寝室の窓には付けたくありませんでした。
リビングの窓から風だけを取り入れるつもりでお願いした窓が、まさかリビングのエアコンの風や南の窓からの光まで取り入れることができて、ましてこんな絵画のように綺麗なステンドグラスの窓になるなんて素人の私には考えもつきませんでした。
リフォームをして心から良かったと思っています。とても幸せな気分です。
私のわがままを全部実現してくれた使いやすい家にして頂きました。
牧野社長をはじめ、デザイナーの大室さん、大工の伊藤さん、その他準備から完成までお世話になった大勢の皆さんに心より感謝致します。 |